断酒して1ヶ月が経った(正確にいうと減酒なのだが。)
1月の1か月間の断酒を行うことと「ドライジャニュアリー」と呼ぶようだ。私はドライジャニュアリーを意識して断酒したのではないが、図らずもタイミング的にドライジャニュアリーの実践者となった。
1か月の断酒は、見違えるほどの心身の変化があったのでここに記しておく。
断酒をしたい人だけでなく、生活リズムを改善したい人にも読んでほしい。
これまでの飲酒量
ほぼ毎日500mlの缶チューハイ2本は飲んでいた。Alc.7%のものだったので、毎日70mlもアルコールを接種していたことになる。
サントリーによると、1日の男性のアルコール摂取量の適量は40mlらしい。
適量から約2倍近く毎日飲んでいたようだ。
断酒による変化
- 日中の体調がすこぶる良い。とにかく脳が働く
- 不安障害に駆られなくなった。
- 他の生活習慣(運動、睡眠、読書、副業)も劇的に改善された
これまで悩んできた悩みというのは全て酒が原因だったのではないかと思うくらい、劇的な変化があった。
とにかく毎日脳が働く。UIデザインを作るにしても、読書をするにしても、事業作りにしても、ずっと脳と手を動かし続けることに疲労感を感じなくなった(もちろん適度に休憩している)
体感として、毎日の生産性が10倍以上に上がっている。
アルコールを毎日飲んでいた時は、さまざまな書籍や記事を読んでライフハック・業務効率化に取り組んでいたが、結局最も効果的だったのは今回の断酒だ。
sussex大学の研究によると、1月に1か月間禁酒を行うドライジャニュアリーの取り組みと参加者4,232人の追跡調査によって、参加者の93%が達成感を感じ、88%は貯金が増える、57%は集中力が増加したと感じたなど、さまざまなメリットがあったようだ。
もちろん、ドライジャニュアリーに参加するような断酒へ積極的な層が母集団となっているので、普遍的に適応できるわけではないだろうが、私自身も今回の断酒を通して自己肯定感・生産性の向上をひしひしと感じた。
断酒をするための工夫点
工夫した点は以下の3つ。
- 毎日記録をつける
- タバコはやめない
- 飲酒欲と渇水欲を分けて気づく
毎日記録をつける
毎日記録をつけるに関しては、専用の無料アプリ『飲酒カレンダー』を使った。
このアプリではシンプルに、
- 飲んだか否か
- 飲んだ量
を記録できる。飲んだ量に関してはプリセットが用意されているので、直感的に入力ができる。
タバコは辞めない
タバコはやめないに関しては、『やめる習慣』に書いていたことだが、「一度に複数の習慣を辞めようとしない」と書かれてあり、それを実践した。
これまでも何度か断酒に挑戦したのだが、失敗していた。一番大きな理由は、「タバコも一緒に辞めようとしていた」ことにある。
「せっかくだから酒とタバコを一緒にやめて完全究極体の習慣を作ろう!」という風な意思決定で行っていたのだが、これは『スタンフォードの自分を変える教室』 における『偽りの希望シンドローム』という心理現象だ。
『偽りの希望シンドローム』については、先日執筆したブログ記事『「変わろうと思う」だけで満足してしまうあなたへ』も参照されたい。
飲酒欲と渇水欲を分けて考える
これはかなり良かった。
ふと「酒を飲みたい」となる時、かなりの割合で単に喉が渇いているだけだった、ということに気づいた。
なので、もしふとした時に飲酒欲が湧いた時はまず水やジュースで喉を潤わせることで、飲酒欲が収まるので試してみるといいだろう。
医者?がyoutubeで言ってたので参考にした。
参考情報
ちなみに
冒頭に「正確には減酒」と述べていたように、年始の新年会や実家に帰った時に飲酒している。
ただ、『飲酒カレンダー』に記録をつけていたおかげで「もう飲んだのだから一緒だ」とヤケにならず、節度を守って飲酒をすることができた。
断酒中の期間ごとの心情の変化
断酒開始~1週間
「辞める」と決意したモチベーションが残っており苦でなかった
2週間~3週間
この期間が一番きつかった。
モチベーションが枯渇していたし、ふと夜に飲みたくなることが多くなった。
その時はジュースやノンアルコールをコンビニで購入していた。
『ノンアル酒場』にはマジで助けられた。
4週間~今
ほとんど飲みたくなることは無くなった。
たまにあるのだが、飲酒カレンダーの継続記録が切れるのが嫌で我慢できた。
最後に
来月は『断酒して2ヶ月が経った』という記事を書けるようにがんばるゾイ